FC2ブログ

『生きるとか死ぬとか父親とか』第2話感想 こちらが金曜の本命になりそうです

(満足度推移:2.5→3)
 アナウンサーの東七海(田中みな実)と一緒にやっている自分のラジオで、独りの老後に備えてマンションを買ったものの、その後、3歳年下の恋人が久しぶりにでき、その恋人にマンションのことを話すべきか悩んでいる34歳女性の人生相談に、話してみるのがいい。それで怯んだらそれまでの男、と答えた蒲原トキコ(吉田羊)は父・蒲原哲也(國村隼)に誘われ、母親(富田靖子)が入院した時に世話になった叔母(松金よね子)が身を寄せている介護付き老人ホーム(?)に会いに行くことに。

 華道の師範としてバリバリ働き、独りでマンションを買い、老人ホームまで自分で決めていた叔母はトキコの目標のようなひとでもあったが、そんな叔母には認知症の兆候が見え、トキコと哲也は衝撃を受けるも優しく接し、トキコは部屋に哲也を残し、外に出て買い物がしたいと言う叔母を連れ、近所のスーパーに出かける。

 そんな叔母と楽しい買い物を終えて戻って来たトキコは、哲也が叔母の部屋で見知らぬ女性と楽しそうに話しているのを目撃し、まだ若かった頃、入院した哲也を見舞うため病室を訪ねると、哲也が見知らぬ女性と談笑し、その女性が母親が活けた(?)花を捨て、母親が嫌いな真っ赤な花を花瓶に入れるのを目撃。怒って帰ってしまった時のことを思い出す。

━━━

 戦争直後の話や葬儀場での葬儀社の担当者とのやりとりも含め、叔母の登場で展開された部分も涙を誘って良かったのですが、ここにふたつの人生相談も薄っすらと関わり、さらに、今は穏やかに見えても、まだトキコの中に哲也を許せない感情が残っていることを窺わせる描写も初回と同様に含まれ、実に見事に組み上げられたエピソードでした。大変良かったです。

 叔母に母親と出会ったときのことを尋ねたやりとりや、その前後の様子を見ると、いろいろあって今は穏やかなものになったトキコと哲也の親子関係は、ふたりとも大人なのでこのまま続きそうにも思えますが、20代のトキコ(松岡茉優)が思った哲也への感情が挟まれるところを見ると、いつか再びぶつかることが想像されますな。それが気になると同時に恐くもあります。

 まだテレ朝系金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』の初回が経過していませんが、やはり、金曜日の本命はこの『生きるとか死ぬとか父親とか』になりそう、と強く思わせてくれた第2話でした。次回も期待しています。


 余談1。松金よね子、『イチケイのカラス』に続いて目にしましたが、元気なイメージがあったので、今回の役はもうそんな年代なのだと思わせ、ちょっと寂しくなりました。
 そんな今回の松金よね子も良かったのですが、次回のゲストが石橋けいと中村優子で人選がいいです。

 余談2。初回、第2話と「内田慈」の名前がクレジットされていますが、どこに出ていたのか分からず。これは顔が映っていない哲也の浮気相手役の可能性が高そうですな。



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

人気ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト



コメント

染みました

哲也が叔母さんのところへ行こうと言い出した時に
「会っておける時に会っておかないと」というセリフがありましたが
ワタシも昨年コロナ騒ぎの初期に会った叔母が今年正月に亡くなりましたので
本当に染みました。
会っておいて良かったです。

介護施設(?)での語らいから叔母さんの葬儀に切り替わるのが一瞬で
不謹慎ですが「うまいな〜」と思ってしまいました。


>初回、第2話と「内田慈」の名前がクレジットされていますが、どこに出ていたのか分からず。これは顔が映っていない哲也の浮気相手役の可能性が高そうですな。

おそらくそうですね
ご本人のツイッターに「ミステリアスな役で出ています」と書いてありました。

>華道の師範としてバリバリ働き、独りでマンションを買い、老人ホームまで

ワタシの和裁の師匠も教室を若い指導者に譲って
旦那様も亡くなり、お子さんがいらっしゃらないので
高級介護付きマンションに一人で入居されて
悠々自適に暮らしてらっしゃいます。
入れる経済力がすごい!

このドラマはこのように自分の周りのケースと重ね合わせて見られるので
視聴者に響くのだと思います。


昨日、家庭のある友人にこのドラマを勧めたのですが
「これとソロ活は独身キャリアウーマン向けだよな…」とちょっと後悔したんですよね
やはり、ラジオのトーク部分に独身の人から既婚者に対しての不満のようなものが表現されていたようで
そこには引っかかったようです。
が、父と娘のストーリーは楽しんで視聴してくれたようです。
「うちの父親はイケてない普通のジジイで良かった」と言ってましたw

Re: 染みました

勅使河原さん、コメントありがとうございます。

哲也がトキコを叔母のところへ誘ったあの言葉、歳を重ねれば重ねるほど身に響いて来る言葉でしたね。あんな言葉を言えたり、杓子定規な葬儀社の人間に怒ったり出来る哲也ですし、母との関係はトキコが想像しているものとは違っているのかも知れませんな。夫婦関係は子供でも分からないものですし。

>介護施設(?)での語らいから叔母さんの葬儀に切り替わるのが一瞬で
>不謹慎ですが「うまいな〜」と思ってしまいました。
次のシーンが葬儀(通夜?)で少し驚きましたけれど、この転換は無いワケでもありませんし、それまでの様子で叔母の最後の描写ということも感じられていましたから違和感は全くありませんでしたね。仰るようにうまい流れでしたね。

内田慈、ツイッターにそんなことを書いていましたか。服装のせいかセクシーに見えたのは意外でしたが、愛人役(?)は抜群に似合いそうで楽しみですね。あの赤い花を好きな理由も聞けたらいいな。

いろいろと事情がありますので細かく見て行けば違いも出てくるでしょうが、この作品は独身のF2層(35歳から49歳女性)に向けたものな気がしますね。そこに当てはまる女性の不安や悩みも出て来ていますが、そこには女性に限ったものではない“人生”が感じられ、M2層(35歳から49歳男性)以上にも響く内容だと第2話を見て思いました。

それでは、また。O

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ペペロンチーノ 吉田さん國村さん共演

勅使河原さん、コメントありがとうございます。

『ペペロンチーノ』、気になっていたので17日の地上波放送版を録画しております。しかし、こちらも視聴するのはいつになるのか分かりません…。

それでは、また。O

ご無理なさらず

でも、最後にどんでん返しありますよ〜フフフ

スペシャル番組で吉田羊が
「この人と夫婦になれて良かった」って涙ぐんでました。

あと、地元の人らが現場で炊き出しをしたり
ちょっと撮影に参加したりしてました。

Re: ご無理なさらず

勅使河原さん、コメントありがとうございます。

お心遣いありがとうございます。

内容はもちろん、吉田羊と國村隼、そして、草なぎ剛と矢田亜希子の共演も気になっておりますので、視聴がいつになるのか分かりませんが、残しておきたいと思います。

それでは、また。O
非公開コメント

プロフィール

O

Author:O
はじめまして。
YAHOO!ブログのサービス終了にともない引っ越して参りました。
よろしくお願い申し上げます。

・旧YAHOO!ブログ名
『モニタカルチャー研究所』
https://blogs.yahoo.co.jp/rc31jp

※19/8/27以前の記事はYAHOO!ブログ時のものですので、リンク等が正しく表示されない場合がありますことをご了承ください。

管理人:O

カレンダー

04 | 2021/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索フォーム

FC2カウンター

カテゴリ

月別アーカイブ

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR